物書きなら順番は決まっている
お風呂に入ったとき、
まず体洗いますか
湯船入りますか
人によってはいきなり湯船に
入っちゃうこともあるようで、
「いや、体洗えよ」
と個人的には思うのですが
どうもこの辺は皆さんそれぞれの
やり方があるんじゃないでしょうか。
しかし僕は断言します。
「物書きならば風呂に入ったら可能な限り素早く
すぐに頭と体を洗い、それから湯船に浸かるべき」
です。
お風呂で浮かぶアイデア
お風呂に入ると血行が良くなり
副交感神経が刺激されてこころの緊張がほぐれ、
筋肉もゆるみます。
心身ともにリラックスした状態です。
脳からα波がでるようになり
記憶力、集中力が上がる
アイデアが浮かびやすい状態に入ります。
お湯に体を浸している気持ちよさも
気持ちの切り替えを促しているでしょう。
デフォルト・モード・ネットワーク
デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)
という言葉を知ってますか?
意識的な活動をしていないときに働く脳の活動で、
言ってみれば脳のアイドリング状態を示す言葉です。
頭がボーッとしているとこの神経回路が起動し
過去のさまざまな感情や記憶をつなぎ合わせる
ように働きます。
お風呂に入っている時は心身ともに意識的活動が
緩んでしまって
アイデアが浮かびやすいということが
脳科学的にも言われてるんですね。
※この辺は他にも本を紹介できればと思います。
泡といっしょに流れていくアイデア
お風呂はアイデアが生まれる場所。
問題は、すぐ忘れてしまうことです。
どんなに良いアイデアでもこういうときに浮かんだものは
泡のように消えて無くなります
半ば無意識状態で出てきたせいか
アタマ洗ったり顔を洗ったりと
からだの動きに意識を向けた瞬間
直前までの意識の流れが断ち切られてしまいます。
そして
時間が空くと忘れてしまって
多くの場合、
二度と戻ってきません。
小説のストーリーを考えていて
話がどんどんどんどん先の方まで浮かんできて
考えを進めていくのは良いんだけど
先に進みすぎて気がついたら
最初の方に浮かんだアイデアを
すっかり忘れていた
「どうやってここまで展開したんだっけ?」
なんてこともしばしばありますね。
ありましたよ。
準備を怠らない
これだ!
というアイデアが浮かんだならば
メモ取っておくべきです。
そのためには風呂のドアのすぐ近くに
いつでも描き出せるメモ帳なりノートなり
設置しておきましょう。
自宅の環境などでそれが難しいならば
アイデアが頭の中を駆け巡っているときに
一目散にお風呂から出て書くべきです。
経験のある人はわかると思いますが
一度のがしたアイデアは二度と戻ってきません。
初めに戻りますが、アイデアは
「今から浮かぶよ〜」
などと事前に宣言してはくれないので
いつきても動ける準備が必要です。
だからこそリラックス状態に入る前に
アタマやカラダはとっとと洗って済ませておきたいのです。
何も浮かばない時は眼筋トレをやりましょう。
目の疲れは脳の疲れ。
目の疲れが和らぐとアタマも働いてきます。
眼筋トレについてはこちらの記事で書籍を紹介しています。
ご参考にどうぞ。
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