無職、実家に戻る

「無職転生」というアニメをご存知だろうか。
この作品はもともと「小説家になろう」というサイトで公開されていた
作品がアニメ化されたもので、要するに人気がでたことで扱う媒体が
広がっていったものだ。僕は最近アニメを見て知った。
(一期はすでに終了している:5/5現在)
ざっくり内容を言うと、
「無職でデブの引きこもりニートが交通事故をきっかけに異世界に転生して
転生した先で生き方を変えヒーローになる」
という転生ものの王道というかテンプレのような話である。
しかしこれが面白かった。
面白かったので「なろう」(「小説家になろう」の通称)に未だ
掲載されている原作を全て読破した。
最初から最後まで面白かった。
この長さのものを休まず読み続けたのは久しぶりだった。

さて、もし自分があんな世界に転生したりしたら
無職転生の主人公のように生き方を変えて違う人生を歩み出すのだろうか。
しかし僕は引きこもりでもなければニートでもない。
ただ無職なだけである。
現状を全てコロナのせいにするのもどうかとは思うが、影響はやはりあった。
あったというか、間接的に精神面に直撃したわけだが。
……まあその辺のことを書いてもどうと言うこともないし
むしろ言えないことの方が多い。
色々と考えた末、僕は実家に戻った。
転生ではなく、ただの転居だ。
だが、実に28年ぶりのふるさと暮らしだ。

少し前から東京から離れることを考えていた。
なんと言うか、東京での仕事とか、東京の家賃とか、
ちょっとしたことで
「ここで年取るのきついな」
と思い始めていたのだ。
しかし、実家に戻るイメージもあまり湧いていなかった。
ずっと揺れていた。
パートナーがいれば違っていたのかもしれない。
しかし自分にはその縁はなかった。
その点については残念な思い出が
思い出ばかりがががぐぐぐぐぐうg

だがもはや落ち込んでも悔やんでもどうにもならないので
お得意の開き直りで乗り越えていくしかない。
僕は切り替えだけは早いのだ。
東京暮らしで発見した「順応の早さ」みたいなもので
少しずつ今の環境を乗り越えていこうと思う。

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