速読に必須な「目の使い方」最初に解消するべき「目の疲れ」現代人は逃れられない。
『はたらく人の目の強化書』 定価:本体 1,380円(税別)
(クロスメディア・パブリッシング:中川和宏:2017.6)
速読関連をひたすら読み続けて気づくのは、どの本にも共通点があってそこは変わらなそう。
そのひとつが「目の使い方」です。
使い方に関してはそれ用の記事を作ろうと思いますが、
「だったら目のことも重要じゃね?」
と思って補足的な意味で本書を手にしたところ、色々と面白かった。
タイトルの通り「目の強化」を最終目標としているけれども、そもそもその力が発揮されるためには視力の回復と目が健康でいい状態を保つ必要があるわけで、本文中のほとんどをその解説とトレーニングに費やしている。
そんな訳でこの本は視力回復を願う人にとっても有益なものとなっています。
脳は目の一部
驚きのなるほど蘊蓄だったのが見出しのもの。
情報の9割は視覚から、というのはよく聞くような話ですが、それをひっくり返すと人間の思考の9割は視覚情報から、とも考えられる。
目と脳は密接に関係しているが、そもそも進化の過程ではっきり見える視力を獲得したことから脳の進化が加速された。まず目が育ち、そこから脳が育った、という事なのですね。
だからこそ、目の疲れは脳のパフォーマンスを確実に落とします。
疲れ目は眼筋の凝りが原因なので、こりを解消すれば疲れも取れ、視力も回復する。
そして怖いのが、
「疲れ目を放置すると眼球がラグビーボール状に変形していく」
らしいです。ひいい。
果ては網膜剥離や緑内障、強度の近視で失明することもある。
だがこれは一定期間の継続的トレーニングによって回復させることができる。
つまりトレーニングで治せる。
視力も回復する。
疲れの回復=強化
トレーニングや食事、睡眠について効果的な提案が示されつつ、
「必ず視力は回復する」
と希望を持たせてくれます。
まあ、「やろう」と思いました。僕は。
目は常に疲れてるし視力は下がる一方だし。
本を読んで読み続けていくためにも、目のケアは必須な訳ですから。
そして疲れを取ったり、視力を回復することで脳の活動が改善される。
目の強化が脳の強化にもなるということです。
<追記>
実際に「眼筋トレーニング」をやってみると
明らかに飛蚊症の軽減が見られました。
気のせいでしょうか。そうではないとわたしの目は言ってます。
ひどい疲れが常態化していたせいか、眼筋トレを始めた
翌日、眼筋の筋肉痛のようなものに見舞われ、終日眠くて
たまらない、という状態になってしまったので、
始める人は翌日に注意してください。
まとめ
最後で驚きの視力回復法も紹介されますが、この辺りはご自身で確かめてください。
「見えると思えば見える」
らしいです。これできたら最強ですね。
まとめると
- 目と脳は繋がっていて進化の過程では目の方が先である。
- 目の疲れはパフォーマンスを確実に落とす。
- 疲れの原因は眼筋の凝りでトレーニングで解消する。
- 継続すれば視力も必ず回復できる。
- 目の強化が脳の強化につながる。
こういうことになりそうです。
図解による具体的なトレーニング方法や食事で効果的な栄養素の列挙などわかりやすくまとまった一冊となっています。
図書館で借りて読みましたが、購入して手元に置きたいと思ってます。
↓Amazonに飛びます。
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