『EdTechが変える教育の未来』 定価:本体 1,600円(税抜)
(インプレス:佐藤昌宏:2018.10)
コロナウィルスの影響で社会が打撃を受けています。
「そんなに危険なの?」「今の対応で大丈夫なのか?」
といった様々な疑問に対して巷ではデマや憶測も入り混じった話がウィルスそのものよりも蔓延してしまっている感があります。
そんな中、政府から全国的に休校の要請が出て、お子さんのいる家庭では急なことに頭を抱えているのではないでしょうか。
ひまを持て余した子供たちは大人しくしているわけもなく……
家で子供をどう過ごさせるか頭を悩ませている人もたくさんいるのでしょう。
学習ドリルの売り上げが急激に伸びたなんて話もありました。
しかしこれも良い機会にできます。
日本では浸透が遅れているEdTechに目を向けてみましょう。
教育の新しい未来が、もう準備はできているのです。
「EdTech」で検索を
まあ検索してもらえたらこの記事自体さほど必要ではないかもですが、いくつかの企業がすでにサービスを臨時で無償提供することを発表しています。
例をいくつか。
名前だけ知ってるとか、聞いたこともないという企業がまだまだあります。
指定期間中は無償で提供を宣言しているところがほとんどですので、この機会に触れておきましょう。この流れが進んだら大学や高校にも淘汰の時代が来るかもしれませんね。
EdTech とは「学びを変える」こと
デジタルテクノロジーを活用した教育のイノベーションのことで、すでにアメリカや中国、イギリス、シンガポールなどに比べると日本はかなり遅れているのです。
EdTechにおけるコンテンツはオンラインの動画講義や学習教材にとどまらず、先生同士のコミュニケーションツール(専用のSNSなど)、教育者への支援システムも含まれます。幼児向けの知育系サービスもあり、その範囲は多彩です。
最近ではアプリでの提供が当たり前のようになってきて、まさにスマートフォンひとつあれば「学びを変える」ことができます。
通常は月額 〜円 みたいなサブスクリプション型のサービスもありますね。
AIが仕事を奪っても構わない
勉強のためにスマートフォンを活用するついでにITリテラシー教育もできますし、これを機に一石二鳥、三鳥くらい考えても良いのではないかと思います。
いまは第四次産業革命の時代とも言われます。AI、IoT、ブロックチェーンなどデジタルテクノロジーの進化は数年で大きく変化し続けています。学校で学んだことやこれまで身につけたスキルだけでは食べていけない時代がやってくるでしょう。
EdTechは実は政策的にも推進されるべき背景があって、成長戦略の一端に挙げられています。次世代の人材育成にEdTechの導入はもはや不可欠なのです。
柔軟な思考をもって自分から課題を設定し創意工夫を続けていく「チェンジ・メーカー」の育成が求められます。
家に閉じこもれる今を逆に好機と考えて、
EdTechに触れてみましょう。
初めに紹介した本の中で日本におけるEdTechの現状が書かれていますが、これもすでに2年前の話です。巻末の付録には国内外のエドテックサービスの一覧があり、参考にできると思います。
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