短編いっぱい書く人には割とありがちな悩みなのですが
毎日のようにアイデアの枯渇に苦しみます。
出来上がりがしょうもない駄作だったとしても
アタマをひねってひねって絞り出したものにはちがいなくて……
いや、もう愚痴にしかならないですよ
書けば名作
みたいになりたい。
なりたい。
そんな僕みたいな人におすすめの本がありました。
アイデアの工具箱
『考具』 定価:1,650円(税込)
(CCCメディアハウス:加藤昌治:2003.4)
この本の素晴らしいところは
ひたすらにアイデアを考えるための道具
「考具」
を具体的に提示してやりかたを説明してくれていることです。
僕が速読でくりかえしている「フォトリーディング」も
「考具」のひとつとしてあげられてます。
散歩してるだけのときでも
ちょっとした意識の向けかたひとつで
アイデアに結びつけることができるかもしれない
カラーバス
聞き耳を立てる
とか
メモの取り方にしても
アイデアスケッチ
ポストイット
マインドマップ
……etc、といろいろあって
ツールがいっぱい詰まった「考具箱」みたいな本です。
物書きさんじゃなくてもビジネスマンにも
通用する話ですね。
ちょっと目を通して「へーなるほど」となるのも
いいですが、どうせすぐに忘れるので手元に置いておきましょう。
アイデアに溺れるな
ただね
すごいアイデアを思いついた!
という瞬間があったとしても
「世界中で同時に同じことを考えついた人間が最低でも10人はいる」
ぐらいに思っておいた方がいいです。
実際そんなもんだしね。
これをわかってない(想像力が足りない)人が
何の接点もない作家さんに「盗作された!」
なんつってイチャモンつけたりしてしまいます。
大事なのは思いついたその先にあって
アイデアをもとにどんな話を作ったか
どこまで構成を練り上げて
キャラクターを作り込んで
必要な取材を積み重ねたか
誰よりも早く完成させたか
その過程にも差が出るし、もちろん最終的には
作品の出来が結果として現れる。
すべて満たした上で競争に勝ったものが生き残る
そういう世界です。
ビジネスでも一緒でしょう。
まあ売れてない僕が偉そうにいうもんじゃないけれど
自己の妄想に溺れてストーカーになったり放火したり
そんな人が少しでも減ればいいのにと思って
あえて書きました。
説教くさいな。
いかんいかん。
こちらのサイト(カクヨム)で小説を公開しています。
Twitterもやってますのでよかったらフォローしてください。
コメント